北極圏のバレンツ海の海氷と日本の厳冬の関係

 海洋研究開発機構が今日発表した研究結果によると、北欧3国とロシアに面する北極圏のバレンツ海の海氷が少ない冬は低気圧が北寄りに進み、シベリア高気圧が拡大して強い寒気が形成され、日本が厳冬になる可能性があることが分かったそうです。日本の厳冬は低緯度のラニーニャ現象(太平洋赤道域東部の海面水温が低い現象)と高緯度の北極振動(北極圏などでの気圧変動)が関係しますが、今冬はこの両現象だけでは説明が難しいそうです。
 海洋機構によると、バレンツ海の海氷面積が少ない時は海面水温が低下し、低気圧は平年より北を進む。そのため、暖かい空気がシベリア大陸に流れ込まず、高気圧が北極海沿岸まで拡大。この結果、強い寒気が形成され、数日後には日本に来襲するとうメカニズム。

 ということは、地球温暖化北極海の氷が少なくなると、温暖化なのに。日本の冬はますます寒くなるってことなのでしょうか?違うのかもしれませんが、よくわかりません。夏は熱くて、冬は寒いとなると、ますます電力需給が悪化して・・・なんてことが起きるかもしれませんね。電気代も値上げするようですし、節電対策を頑張らねば。