7900円の放射線計測器、「エアカウンターS」エステーから

 昨年、原発事故のあと放射線計の需要が高まって産業用の高価な計測器とか、中国製のちょっとあやしい計測器とか色々出回るようになりました。こうした需要の高まりを受けて家庭用の手頃な計測器をエステーが開発し初代「エアカウンター」を昨年10月頃に発売しました。しかし急な開発だったため、十分な量産体制が構築出来なかったようです。そこで量産体制を整え、改良を加えて再設計したのが「エアカウンターS」だそうです。計測時間は初代が4分ほどに対して2分ほどに短縮されているようです。高価な装置では、すぐに計測できますが、家庭用なら2分ほど待たされても、1万円以下で買えるもののほうが良いでしょう。一応公的機関での校正が行われているようですしね。

主な仕様:
 大きさは直径約22mm×長さ約170mmのスリムタイプ、重量は初代の110gから60gに軽量化。バッテリーは、単3形アルカリ乾電池1本を使用。1日1時間の使用で約2か月、連続使用の場合は約60時間。首都大学東京の福士政広教授が監修した小冊子「正しく覚えよう!放射線の基礎知識」が付属。2012年2月3日より、全国のドラッグストア、ホームセンター、インターネット通販などで発売。