子供たちに誇れるしごとを 清水ドリーム、月太陽発電 -LUNA RING-

 お正月から、夢のある話です。大手ゼネコンの清水建設ですが、今流行りの太陽光発電を月面で行い地球上のすべてのエネルギーをまかなってしまいましょうという計画を大まじめに語っています。その紹介文によると・・・。

エネルギーのパラダイムシフトによる新たな持続型社会の実現を目指して

 地球上の限りある資源を節約しながら使う・・・ というこれまでのパラダイムから、無限に近いクリーンエネルギーをつくり出し、潤沢なクリーンエネルギーを自由に使うという発想へのシフト。独創的なアイデアと宇宙技術の研究開発によって、それを具現化したのが「月太陽発電 ルナリング」構想です。惑星地球は太陽の賜。永続的になくなることのない、どれだけ使っても地球環境に影響を及ぼさない、太陽の膨大なエネルギーが、未来の地球を美しくし、未来の豊かな生活をもたらします。いつまでもこの美しい地球と人類が共存していくために・・・清水建設からの新しい提案です。

 実現可能なの?とか、
 ちょっと大げさすぎない?とか
 いったい、それいくらかかるの?とか

は、棚の上に置いておいて、清水建設のような大企業が大ぼら、じゃなくて、高い理想を持って夢をかたることは重要だと思います。清水建設のロゴにある、「子供たちに誇れるしごとを」というサブタイトルにある思いは、これまで大手ゼネコンといえば談合とか悪いイメージがあって、その社員の方にとっては「子供達に誇れる仕事を」というのは切実な願いなのかもしれませんよね。

 これまでは、悪代官=黒い政治家
       越後屋=ゼネコンなど

 といった悪いイメージを変えたいと。

 宇宙太陽光発電は、清水建設のオリジナルではありませんが、ここまで大風呂敷を広げるのは、ある意味オリジナルです。具体的な実現時期も掲げていますし。

 とにかく、今は、大企業でも、中小でも、個人でも、夢を大声で言うことが難しい、硬直した時代のような気がします。そういう意味で、色々なことを棚に上げて、良いプランなのだと思います。これが会社のトップも大真面目なら、さらに良いのですが。