中国ゴーストタウン

 怖いニュースです。

「鬼城」(ゴーストタウン)として中国国内はおろか世界的に有名な、内モンゴル自治区オルドス市のカンバシ新区。中国を席巻してきた不動産バブルの象徴ともいうべきこの街で、不動産の投げ売りが始まったようだ。昨年のピーク時に1平方メートル当たり1万元と北京郊外並みに高騰したマンション価格は、半額の5000元まで下落した――。こう報じたのは11月15日付の日経産業新聞。その10日後、中国の経済紙、「中国企業報」は「3000元余りまで暴落した」と伝えた。

 この街は、レアアースや天然資源のあることがわかって、資源ブームが始まり、中国でもバブリーなマンション建設が始まったことで有名なところだそうで、中国の不動産バブルの象徴のような街。ここまで極端ではなくても、北京や上海でも不動産の下落は始まっているようです。あまりに高くなって実際に家を買おうとする普通の人の手に届かない値段にまで上がったため、中国当局はバブルを抑制しなければ国民の不満を抑え切れないようになったようです。かといって、急激なバブル崩壊は中国だけではなくて、日本や他の国にも大きな影響を与えそうです。なんとか軟着陸して欲しいところです。