通販生活の「原発国民投票」のCMが放送禁止に

 カタログハウスの発行する通販雑誌「通販生活」の作成したTV用コマーシャルが放送禁止になったようで、ねっとでのニュースになっていました。どんなCMだったんだろうと思い、検索したら、ニコニコ動画カタログハウスの許可を得ましたとしてアップされていました。

 どんな過激な内容だったの?と見てみたら・・

 原発をいつやめるのか

 それとも、いつ再開するのか

 それを決めるのは、

 電力会社でも
 役所でも
 政治家でもなくて

 私たち国民1人1人

 通販生活、秋冬号の巻頭特集は、「原発国民投票

 (最後に雑誌表紙の映像)

 という、文字と音声、雑誌静止画のみのシンプルなCM。ちょっと唖然としてしまいました。これで放送禁止?? なんでも、TVコマーシャルを放送する前に放送局の審査があって、その中に、「政治的な意見広告」はダメという規定でひっかかったらしいです。国民投票をと言っても、原発反対なのはあきらかだからですかね?でも政党の「消費税反対 ○○党」だとかは放送してますものね。よくわからない規定ですね。これって、TVコマーシャルだけなのかな?ネットのCMでもダメですかね?

 しかし、意見広告はダメでも、番組で、明らかに原発反対の立場に立ったものとか、政権を批判するものとかありますよね?番組はOKで、CMはだめなのか・・・。

 この件で感じたのは、TVは規制が多くて、ネットは甘い。ユーザーはTVからネットへ流れる。だから、TVは年々経営が苦しくなって・・・プロ野球球団、ネット企業へ売却なんてこともおきる。時代の流れを感じさせます。

 でも通販生活がなんで、原発反対記事を載せた通販雑誌を?通販生活は読んだことないけど、こういった社会的な記事を載せたコーナーがあるんだとか。しかし、この件で、カタログハウスの広報の人とか、ウハウハですね。このCMがTVで流れなくても、これだけ、ネットで騒がれて話題になっちゃいましたものね。狙ってやったのでは、ないと思いますが。この内容でダメとは・・・。

 原発の問題って、すごく重要ですよね。賛成・反対と簡単に言えないけど。個人的には、福島の隣接県ということで、避難されている方を受け入れている地域なので、心情的にはもう原発いらないよ〜と。でも計画停電とかで会社の業績もダウン・・・ボーナスにも影響してたり。火力発電に切り替えて、多少電気代が上がるのはしかたないとしても地球温暖化の問題がありますものね、火力発電は。太陽光とか風力発電はもっと高価。でもこれだけの事故が起きた日本では、もう原発無理じゃないのかとも思います。

 国民投票はやらないみたいですが、ほんとに投票することになったら、かなり悩むと思いますね。でも悩んで、反対かな。